Online Store 2.0(OS2.0)オンラインストアニーテンゼロ (オーエスニーテンゼロ)

定義

Shopifyにおける現世代のテーマ(デザインテンプレート)仕様です。2021年6月末の「Shopify Unite 2021」で発表され、Shopify史上最大のアップデートとして注目を集めました。 従来の「トップページ等でしか使えなかったデザインパーツ(セクション/ブロック)を、商品・コレクション・ブログなど全ページで自在に配置できる」点が最大の特長です。JSONテンプレート、メタフィールド連携、App Blockなどを標準サポートし、エンジニアに依存しないノーコードでの自由なストア設計を可能にしました。

背景

OS2.0以前の従来のテーマ仕様(ヴィンテージテーマ)ははページレイアウトが固定されており、少しの改修でも専門的なコーディングが必要でした。OS2.0の登場により、マーチャント(EC事業者)自身での迅速なページ運用、運用コスト削減、サイトのパフォーマンス向上が実現し、現在では「OS2.0対応」がテーマ品質の前提条件となっています。

  • 移行時の実務的な論点
    発表当初、既存ストアを「OS2.0対応テーマでフルリニューアルするか」「手動でOS2.0にアップグレードするか」が大きな課題となりました。特に長年運用してきたストアでは、組み込まれた独自のビジネスロジックや外部連携機能の移植コストが壁となります。しかし、OS2.0は「ファイル(テンプレート)単位での段階的なアップグレード」が可能な設計となっているため、重要なページからリスクを抑えて順次移行する実務的アプローチが広がりました。
  • 現在進行形の進化(Liquidの未来)
    JSON主導となったOS2.0ですが、Shopifyは現在、AI(エージェント)と開発者の双方が読みやすいクリーンな「Liquid主導」へと構造を再進化させる方針を打ち出しています。「優れた開発者体験は、優れたAI体験でもある」という思想のもと、構造の複雑化を解消する新たなフェーズに入っています。 【参加レポート Vol.2】Shopify DotDev 2026 — Liquidの未来編

Flagshipでの関わり

フラッグシップでは、OS2.0のポテンシャルを最大限に引き出すストア構築を行っています。 Shopifyのテーマ開発は基本的にWeb標準技術で構成されていますが、プラットフォーム特有の制約やベストプラクティス(CMS化の最適範囲、表示速度の担保など)を熟知している必要があります。私たちはShopify専門エージェンシーとしての深い知見を活かし、効率的かつパフォーマンスを最大化した新規テーマ構築や、既存テーマの段階的リファクタリングをご支援しています。 また、最新のLiquid回帰といったプラットフォームの変化もいち早くキャッチアップし、将来のアップデートにも柔軟に適応できる拡張性の高いストア設計を提供します。