Customer Account API
定義
Customer Account APIは、顧客が自分自身のデータをセルフサービスで管理するために設計された、独立したGraphQL APIです。新しいお客様アカウント(New Customer Accounts)向けの認証の仕組みを備えており、プロフィール情報・注文履歴・保存済み住所など、認証済み顧客に紐づくデータへのフルCRUDアクセスを提供します。Customer Account UI Extensionからは shopify://customer-account/api/.../graphql.json への fetch() で直接呼び出すことができ、認証は自動的に処理されます。Hydrogenなどのヘッドレス構成でも同様に利用します。
背景
従来、顧客データはStorefront APIやAdmin APIの一部機能を組み合わせて扱われてきましたが、いずれも「顧客自身によるセルフサービス管理」を主目的として設計されたものではありませんでした。Shopifyは顧客データの保護を強化する方針のもと、この用途に特化したCustomer Account APIを新設し、新しいお客様アカウント・Customer Account UI Extension・Hydrogenのヘッドレス構成など、複数の仕組みがこのAPIを共通基盤として利用する形に整理されています。
Flagshipでの関わり
フラッグシップは、新しいお客様アカウントへの移行案件において、Customer Account APIを用いたカスタムUI拡張(Mypage Blocksなど)の設計・開発を行っています。フリガナ入力や配送先ごとのカナ情報など、日本のECに不可欠な要件を、Shopify標準のメタフィールドと組み合わせてこのAPI上に実装しています。
歴史的に日本のECサイトはマイページが充実する傾向があり、会員サービスやファンサービスを強化している欧米ECサイトでも特に強化されてきている領域ですが、そのカスタマイズ対応の柔軟性が増したポジティブな状況です。