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Columns2020/12/21

予約販売(プレオーダー)の設計方法

ECの販売スキームにおいて、予約販売(プレオーダー)は一つの有効な売り方です。

未来の仕入れ予定をもとに販売するのはもちろん、生産側の目処が立っていれば、受注数量を生産元に発注かけて、「売れただけ作る」と言うモデルも実現できます。

ややこしいのは物流・決済周りなので、その論点・システム設計の方法を解説します。

物流の考慮事項

まずは注文において、予約品と通常品を一緒に受注した場合、送料をEC事業者側が過負担しないよう、予約品が発送できるタイミングまで通常品も発送しないということが考えられます。実際そういう仕様のECは多く、このことが注意事項として明記されています。この課題としては、ユーザーが通常品を受け取るのが遅延してしまうことや、出荷基準で売上を立てている場合は、それまで通常品も売上が立たないということ、また倉庫で長期の引当済 but 出荷保留状態としてキープしないといけません。

上記を受け入れるのももちろん選択肢ですが、上記を考慮した結果「カゴを分ける」という仕様にしているECも多いです。予約品と通常品のカゴがセクション分けされており、それぞれ個別にチェックアウトに進むとか、予約品・通常品のいずれかを消すまでチェックアウトに進めないような形の実装です。

いずれの方法もメリット・デメリットがありますので、商材・送料設計・売り方を踏まえて、自社にとって何がベストか検討いただきます。

決済の考慮事項

決済の課題としては、受注時はオーソリ、出荷時に実売上(会計上の売上を立てる)という考え方で進めている場合、予約品が出るタイミングまでオーソリを保持できるのかということです。

通常の予約品の発売リードタイムスキームではOKでも、想定外に入庫が遅れた場合などを考慮すると、何日あるから絶対大丈夫とは言い切れません。そこで、オーソリの「再与信」を取るという、全方位カバーできる方法を採用することでこの問題は解決できますが、全ての決済プロバイダー・システムで「再与信」を取れる仕組みがあるわけでもありません。

現実的な落としどころとしては、受注時にオーソリではなく実決済にしてしまいつつ、会計システムへの売上計上の仕組みは、出荷ベースで実績数をレポーティングする方法です。決済プロバイダーからの入金と売上の仕訳ルールが明確になれば、この方式で成り立ちます。

 

これらの考慮事項を把握した上で、ぜひ予約販売でも受注が入りそうなレア・人気アイテムを販売されてみてください。

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