【Delete Me】Shopifyの顧客メールアドレス変更を、Klaviyoへ自動連携
「新しいお客様アカウント」でのメアド変更も、Klaviyoのプロファイルに自動で反映
この記事でわかること
- メアド変更ひとつで、Klaviyoのフロー・セグメントに何が起きるのか
- なぜ、Shopifyでのメアド変更はKlaviyoで自動的に反映されないのか
- Delete Meの新機能「メールアドレス変更のKlaviyo同期」の仕組みと設定方法
- 導入前後で、Klaviyoの運用がどう変わるのか
その常連客、Klaviyoでは「別人」になっていませんか?
たとえば、5年間ストアを利用している常連のAさんが、Shopifyのマイページでメールアドレスを変更したとします。ところが、この変更はKlaviyoの既存プロファイルには反映されません。Klaviyo上には旧アドレスと新アドレスのプロファイルが両方存在することになり、Aさんが「2人」に分かれてしまいます。
| 旧アドレスのプロファイル | 新アドレスのプロファイル | |
|---|---|---|
| 中身 | 5年分の購入・開封履歴が残る | 購入履歴ゼロからのスタート |
| 届くメール | 「最近ご購入がありません」のWinbackフローが、もう使われていないアドレスへ | VIPセグメントから外れ、「はじめての方へ」向けの配信対象に |
| 結果 | 届かない・バウンスが増え、到達率にも悪影響 | 一番大切なお客様に、的外れなメールが届く |
Winbackは、一定期間購入のないお客様へ自動で送るKlaviyoのフローです。新しいアドレスでの注文は新しいプロファイルに記録されるため、旧プロファイルは「最近購入がない」と判定され、実際には買ってくれているAさんに「お久しぶりです」メールが送られてしまいます。
どちらのプロファイルも、Aさんにとって「正しいメール」を送れない状態です。しかも、この不一致は管理画面ではエラーとして表示されないため、気づかないまま積み重なっていきます。
なぜ、Shopifyでのメアド変更はKlaviyoに反映されないのか
Klaviyoでは、メールアドレスが顧客を見分ける「名寄せ」の要です。そしてKlaviyoには、Shopifyだけでなく、POSや会員システム、フォーム、ほかのアプリなど、さまざまなところから顧客情報が集まってきます。
そのため、Shopify側でメールアドレスが変わったからといって、それだけを理由にKlaviyoのアドレスを書き換えたり削除したりしてよいとは限りません。ほかのシステムから届いた情報と食い違ってしまうおそれがあるからです。Klaviyo側だけでは「どの変更を正とするか」を判断しにくく、Shopifyでの変更を、Klaviyoの既存プロファイルへ自動で反映する動きにはなっていません。
その結果、Shopifyでのメールアドレス変更は、Klaviyoの既存プロファイルには反映されず、新しいアドレスのプロファイルが別に作られます。結果として、Klaviyo上では同じ顧客が別々のプロファイルとして扱われます。
とくに、Shopifyが移行を進めている「新しいお客様アカウント」では、メールアドレスそのものがログインの起点(=顧客の識別子)になります。お客様自身がマイページから気軽にアドレスを変えられるため、このズレが起きやすくなっています。
- フローの誤作動:Winback・カゴ落ち・購入後フォローなどのフローが、旧アドレスへ送られ続ける
- セグメントの精度低下:購入回数や累計金額が新旧に分散し、VIP・リピーターなどのセグメントから漏れる
- レポートの信頼性低下:開封率・CVR・LTVなどの数字が実態とズレ、施策の良し悪しを正しく判断できない
- コストのムダ:同じ顧客のプロファイルが2つあると、課金対象のプロファイル数も余計にふくらむ
こんなストアは要チェック
- 「新しいお客様アカウント」を使っている、または移行を予定している
- Winback・VIPなど、購入履歴をもとに判定するフローやセグメントを運用している
- Klaviyoに、同じお客様と思われる名前のプロファイルが複数ある
ひとつでも当てはまる場合、すでにメアド不一致が起きている可能性があります。
Shopifyでのお客様の操作を起点に、Klaviyoのデータも連動させたい。その役割を担うのが、Delete Meです。
Klaviyoの運用はそのままに、Shopify起点の変更だけをDelete Meが同期
Delete Meの新機能「メールアドレス変更のKlaviyo同期」は、Shopifyでのお客様の操作を起点に、Klaviyoのプロファイルを更新する役割を担います。顧客がストアのプロフィールからメールアドレスを変更すると、Klaviyoにある該当顧客の旧メールアドレスを、新しいメールアドレスへ自動で置き換えます。変更のたびに手作業でKlaviyoを直す必要はありません。
POINT01 新しいプロファイルを作らず「置き換える」
旧アドレスのプロファイルを、新しいアドレスへ更新します。別のプロファイルが増えないため、「同じ顧客が2人いる」状態を防げます。
POINT02 これまでの履歴を、そのまま引き継ぐ
同じプロファイルのままアドレスだけが変わるので、購入・開封などの履歴はそのまま残ります。新しいアドレスでの注文も同じプロファイルに記録されるため、Winbackが誤って届くこともなく、フローやセグメントの判定もこれまでどおり正しく動きます。
POINT03 「新しいお客様アカウント」の運用にフィット
お客様自身がマイページからアドレスを変更しても、自動で反映されます。「新しいお客様アカウント」への移行後も、安心してKlaviyoを運用できます。
Delete Meがあると、こう変わる
| Delete Me なし | Delete Me あり | |
|---|---|---|
| メアド変更時 | Klaviyoでは別人扱いになり、手作業で直すしかない | 旧アドレスが新アドレスへ自動で置き換わる |
| プロファイル | 新旧2つに分かれ、重複がたまっていく | 1人=1プロファイルのまま |
| フロー・セグメント | 旧アドレスへの誤配信、VIPからの漏れが起きる | 履歴を引き継ぎ、正しい顧客に正しく届く |
| 運用の手間 | 重複の発見・統合を定期的に行う必要がある | 設定後は自動。確認の手間を減らせる |
設定は3ステップ
-
STEP1 APIキーを発行:Klaviyoの
Settings > Account > API keysで、プライベートAPIキーを発行します -
STEP2 Delete Meで連携:Delete Meの
設定→マーケティング・プラットフォームの連携タブでAPIキーを入力し、顧客のメールアドレス変更を同期を有効にして保存します -
STEP3 Klaviyo側の設定を確認:Klaviyoの
Integrations > Shopify > Sync settingsで、To Shopifyの項目設定を確認します
あわせて使いたい:顧客データを「増やさない」仕組み
メアド変更の同期でデータを「正確に」保つのとあわせて、使われなくなったデータを「増やさない」ことも、Klaviyoを健全に運用するうえで大切です。Delete Meには、一定期間購入のない休眠会員を自動で削除する機能や、顧客情報の削除時にKlaviyo側の配信対象からも外す連携機能があります。「正確に保つ」と「増やさない」の両輪で、配信基盤をクリーンに保てます。
想定される活用シーン
- 「新しいお客様アカウント」へ移行したストアで、メアド変更による顧客データのズレを自動で防ぐ
- WinbackやVIP向けフローを運用しているストアで、購入履歴にもとづく判定を正確に保つ
- 重複プロファイルの確認・統合にかかっていた運用の手間を減らし、施策づくりに時間を使う
注意事項
- 本機能は「自動化プラン」「最適化プラン」(有料)でご利用いただけます。
- 「新しいお客様アカウント」を使用中のストアで、顧客がストアのプロフィールからメールアドレスを変更した場合が対象です。
- 設定手順・仕様の詳細は、最新のサポート記事をご確認ください。
最後に
Klaviyoの施策は、「正しい顧客に、正しいメールが届く」ことが大前提です。メールアドレスという土台がズレてしまえば、どれだけ工夫したフローやセグメントも本来の力を発揮できません。
ShopifyとKlaviyoをお使いなら、Delete Meのメールアドレス変更同期をオンにしておきましょう。Klaviyoの運用はそのままに、Shopifyでの変更が自動でKlaviyoへ届くようになります。
Delete Meは、メールアドレス変更のKlaviyo同期をはじめ、Shopifyストアオーナーの顧客データ管理を「正確に、そしてクリーンに」継続的にサポートしてまいります。
