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Our Expertise

Shopify Plus で大規模ECを動かし続けるために、
私たちが積み上げてきたこと

フラッグシップが扱う大規模ECが複雑になるのは、決して機能が多いからだけではありません。注文・在庫・決済・基幹システム・店舗・(海外)物流が連動し、一つの変更が複数の業務とシステムに波及するからです。また、少量の受注や在庫変動では問題とならないようなことが、短期間での大量の受注があるとあらゆる問題に発展する可能性があります。

私たちの専門性を説明するこのページでは、それらの複雑さに対してフラッグシップがどう(再)設計し、どういう知見を積み上げてきたかを、システム・プロセス設計、EC業務解像度、AI活用の3つの側面から示します。

Architecture EngineeringE-comm OperationsAI

フラッグシップの専門性は、大規模ECのシステム設計・越境EC・プロジェクトの進め方(Architecture Engineering)、EC運用・物流・マイページ・組織ニーズへの業務解像度(E-comm Operations)、そして実装・レビュー・品質管理を支えるAIの活用の3つにあります。

01–04Architecture Engineeringシステム・プロセス設計基幹・在庫・決済から越境まで含むEC全体の設計と、止まらないプロジェクトの進め方05E-comm OperationsEC業務解像度運用・物流・マイページ・組織ニーズ。現場を理解して仕組みにする AIAI活用AIと人の判断を組み合わせた開発プロセス

Architecture Engineering

大規模ECを、止めずに動かすシステム・プロセス設計

01

システムアーキテクチャ

Shopify Plusの標準機能と、基幹・在庫・決済連携の設計

大規模ECでは、Shopify、ERP、WMS、OMS、決済、店舗システムが噛み合って動くため、注文から在庫引当、決済、出荷までのデータ整合性が崩れやすくなります。重要なのは、すべてをShopifyへ集約することではなく、各システムが持つ責任範囲と処理順序を決めることです。フラッグシップは、Shopify Plusの標準機能と独自開発の境界を定め、基幹・在庫・決済を含むシステム全体を設計します。

既存システムの機能をそのままShopifyへ移すことが目的ではありません。業務上必要な要件を見極めながら、Shopify標準に任せる部分と、独自に設計・開発する部分を分けます。旧システムの仕様をすべて持ち込めばShopifyの利点を損ない、逆に標準機能へ寄せすぎれば現場の業務が成立しないことがあります。この境界を設計することが、大規模ECのアーキテクチャ設計の起点です。

独自開発する領域では、注文・在庫・決済の処理順序とデータ整合性を設計します。注文が作成され、在庫が引き当てられ、決済が出荷へ連携されるまでを、複数システムをまたいでもデータが矛盾しない構成が必要です。WMS・OMS・ERP・販売管理システムとの連携についても、データ連携の設計からコネクタ開発まで自社で行います。

全国に実店舗を展開するアパレルブランドの Shopify Plus 構築では、店舗在庫のリアルタイム表示と店舗受取(BOPIS)を Shopify の公式提供に先行して独自実装し、デザイン着手からリリースまで4ヶ月で完了しました。

対応領域

  • Shopify Plusのアーキテクチャ設計と、標準機能・独自開発の役割分担
  • 注文・在庫・決済のシーケンス設計とデータ整合性の担保
  • WMS・OMS・ERP・販売管理システムとのデータ連携・コネクタ開発
  • 店舗在庫のリアルタイム表示・店舗受取(BOPIS)の実装
  • 大規模セール・アクセス集中を想定した負荷試験と耐性設計
02

移行・リプラットフォーム

ecbeing・Salesforce Commerce Cloud から Shopify Plus への大規模EC移行

大規模ECの移行が難しいのは、画面や商品データだけでなく、受注後の業務、基幹連携、顧客アカウント、既存URLを引き継ぐ必要があるからです。フラッグシップは、現行システムをそのまま再現するのではなく、止められない業務を特定し、Shopify Plusの標準機能を活かした構成へ再設計します。

ECサイトのリニューアルやカート乗り換えでは、まず現行業務を棚卸しし、事業を止められない処理や連携を特定します。ecbeing、Salesforce Commerce Cloud(SFCC)、EC-CUBE などの既存ECプラットフォームからの移行に加え、Microsoft Access に依存していた業務の再設計・移行にも対応してきました。

移行は一度にすべてを切り替えるとは限りません。商品閲覧、カート、チェックアウト、決済、注文作成といった取引の根幹を先に成立させる一方、ロイヤルティや高度なマーケティング連携などは段階的に移行することがあります。何を初回リリースに含め、何を後続フェーズへ回すかを決めることが、移行設計の重要な判断です。

顧客・注文・商品などのデータ移行と、既存の基幹システム連携も同じプロジェクトの中で扱います。画面だけShopifyへ置き換えても、受注後の業務やデータ連携が維持できなければ移行は完了しません。

近年は、従来型のお客様アカウントから新カスタマーアカウントへの移行が増えています。ログイン方式がパスワードからメールで受け取るワンタイムコードへ変わるため、旧アカウントの廃止を含めた切り替え設計が必要です。実際に、深夜のメンテナンスを設けず、アクセスが落ち着く日中にサービスを止めず切り替えた案件もあります。

対応領域

  • 現行業務の棚卸しとShopify Plusに合わせたECアーキテクチャの再設計
  • 商品閲覧・カート・チェックアウト・決済・注文作成を優先する段階的な移行計画
  • 顧客・注文・商品データの移行
  • ecbeing・Salesforce Commerce Cloud・EC-CUBE など既存ECからの Shopify 移行
  • 従来型のお客様アカウントから新カスタマーアカウントへの切り替え
03

プロジェクト設計と運営体制

大規模開発を、止めずに進める仕組み

フラッグシップは、エンタープライズITの進め方(要件定義、セキュリティ審査、複数ベンダーとの並行作業、カットオーバー)を理解し、大規模ソフトウェア開発をプロジェクトとして止めずに進める体制を持つ組織です。

特定の担当者に依存しないプロジェクトマネジメントの仕組みで進めます。要件と判断の記録を残し、担当が替わっても前提を引き継げるようにしています。

保守運用とエンハンス開発を、受注から6年以上続けている共創体制があります。基幹システムやPOSのリプレイスと複数ベンダーの作業が並行するプロジェクトでも、周辺システムとの調整を含めてカットオーバーまで支援します。

向き合ってきたのは、エンドユーザー向けのサービスではなく、事業会社のお客様です。ブランドと製品、業務を理解し、開発に着手する前に「何を作るべきか」を一緒に決めることを起点にしています。一度頓挫した案件を、業務理解ベースで仕切り直し、段階的にローンチした実績もあります。

対応領域

  • エンタープライズ案件の要件定義・セキュリティ審査への対応
  • 複数ベンダーと並行するプロジェクトの進行管理とカットオーバー
  • 特定の担当者に依存しないプロジェクトマネジメント
  • リリース後の保守運用・エンハンス開発(スクラム型の伴走)
  • 開発前のビジネス理解・業務理解
04

越境EC・グローバル基盤の設計

関税・配送・複数拠点在庫と、グローバル展開システムとの接続

越境ECは、多言語・多通貨に対応するだけでは成立しません。商品のHSコードや原産国に基づく関税・輸入税の計算、購入時の表示・徴収、配送会社との連携、出荷拠点、在庫、返品までが、一つの取引の中でつながっています。フラッグシップは、Shopify Markets や Global-e を活用し、DDP(Delivered Duty Paid:関税・輸入税を購入時に提示・徴収し、販売者側の責任で納付・配送する方式)を含む関税対応、海外配送、複数拠点在庫までを一体で設計します。

設計の起点は、関税と配送の責任をどこで持つかを決めることです。DDPで購入時に徴収するのか、着荷時に受取人が支払う方式にするのか。どの拠点の在庫から出荷し、返品はどこへ戻すのか。この判断が、チェックアウトの表示、配送会社との連携、在庫の引き当て順序、会計処理まで決めます。Shopify Markets による国別のローカライズ(言語・通貨・税率)と、Global-e などの越境ECサービスとの連携は、その判断のうえに載せます。

海外本社が管理するグローバル展開システムの上に、日本固有の業務要件を実装する案件も同じ考え方で進めます。裾上げ、ギフトラッピング、割引制約、フリガナといった要件を、展開基盤を壊さずに載せる設計と、保守ベンダーへのナレッジ移管・技術リードまで担います。フラッグシップ社内の公用語は英語で、海外本社との要件定義・プロジェクト推進には直接対応します。

海外向けに販売する大手音楽会社の越境ECでは国別ローカライズと複数拠点在庫の一元管理・自動出荷を、海外販売を展開する日本発のモードブランドでは在庫システムと連携した多言語・多通貨対応の越境ECを、それぞれ構築しました。

対応領域

  • Shopify Markets による国別ローカライズ(言語・通貨・税率)の設計
  • HSコード・原産国に基づく関税・輸入税の計算と、DDPによる購入時徴収・海外配送の設計
  • 複数拠点在庫の一元管理と自動出荷、返品を含む物流フローの設計
  • Global-e など越境ECサービスとの連携
  • グローバル展開システム上での日本固有要件の実装と、海外本社との英語での要件定義
対応範囲・予算・プロジェクトの進め方は、Servicesページ(Shopify Plus)でご確認ください公開後の保守・継続開発については、ServicesページのFAQでご確認ください

E-comm Operations

EC運用の現場を当事者として理解し、仕組みにする

05

EC業務解像度と自社アプリ

標準の穴を、自分たちで塞ぐ

大規模なShopify運用では、新カスタマーアカウント、日本固有の住所・氏名項目、従業員販売、注文データ出力、退会処理、負荷試験など、標準機能だけでは解決できない要件が発生します。フラッグシップは、個別案件で繰り返し発生した課題を自社アプリとして設計・開発し、Shopify標準に任せる領域と独自開発が必要な領域の両方を理解しています。

各アプリの機能・導入対象は、Products一覧でご確認ください

EC運用へのIT的理解

セール時のアクセス集中に耐えられるか、個人データを安全に扱えるか。EC運用をITの側面から検証し、設計します。

Mockingbird(負荷試験):チェックアウトを経由せずAPIからモック注文を大量生成し、受注処理や一括編集の負荷を本番前に検証します。「在庫不足のギフトが二重付与され在庫がマイナスになる」といった、レビューだけでは見つけにくい問題を検出してきました。Mockingbirdの詳細

Delete Me(個人情報保護):お客様自身による退会と個人データ削除を支援し、退会処理と個人情報保護を両立させます。Delete Meの詳細

物流実務の理解

Built for Shopify

出荷伝票、運送業者ごとのフォーマット、配送日時指定のロジックなど、日本の物流実務に沿った仕組みを作ります。

Japan Order CSV(出荷CSV出力):国内主要運送会社向けの注文CSVを出力するShopifyアプリです。Shopifyの最高基準 "Built for Shopify" の認定を取得しています。Japan Order CSVの詳細

国内ECのマイページ

新カスタマーアカウントではコード編集によるカスタマイズができません。その制約の中で、フリガナや郵便番号からの住所補完といった、日本のマイページの当たり前を再現します。

Mypage Blocks(国内ECのマイページ):Shopifyの新カスタマーアカウントを日本向けに拡張し、フリガナ、郵便番号からの住所補完など、日本のEC運用で必要となる機能を提供します。退会導線は Delete Me と組み合わせます。Mypage Blocksの詳細

リテール/EC組織のニーズ理解

従業員販売の運用や、社内でのAI活用の定着など、EC事業者の組織そのものが抱える課題に応えます。

B2E(社販管理):従業員ごとの割引率、購入上限、対象外商品などを一元管理し、従業員販売の運用を自動化するShopifyアプリです。B2Eの詳細

AI研修:EC事業者向けに、AIを業務で使うための研修を提供しています。

AI

AIと人の判断を組み合わせた開発プロセス

AIによるコード生成が広がるほど、開発では実装速度だけでなく、生成物のレビューや品質管理、セキュリティをどう担保するかが重要になります。フラッグシップは、コード生成、コードレビュー、セキュリティチェック、業務自動化にAIを組み込み、AIが担う工程と人が判断する工程を分けて開発プロセスを設計しています。

AIを単独の実験テーマとして扱うのではなく、実装・レビュー・セキュリティ・日常業務まで、実際の開発プロセスの中で使っています。

AIを活用した実装・コード生成

コード生成などを実装工程に組み込み、開発を効率化しています。

AI時代のコードレビュー設計

AI生成コードが増えるほど、レビュー対象と確認項目が増えます。生成量だけ増やすのではなく、コードレビューの進め方そのものを継続的に見直しています。

AIを活用したセキュリティチェック

自社アプリに対してAIを用いたセキュリティチェックを行い、第三者診断と組み合わせて脆弱性の早期発見に活用しています。

MCP・社内ツールによる業務自動化

MCPや社内ツールを通じて、開発以外の日常業務や運用についても、AIによる自動化を進めています。

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