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Columns2021/01/12

Shopifyで越境ECを展開する際のオススメアプリ(2021年1月)

【2026年7月 追記】

本記事は2021年1月時点の内容です。公開後、Shopify純正の「Shopify Markets」が、多言語(Shopify Liteを除く全プランで最大20言語)・多通貨(130以上)・地域別の言語/通貨の自動振り分けを標準機能としてカバーするようになりました。翻訳も純正アプリ「Translate & Adapt」が提供されています。そのため「多言語・多通貨・地域誘導はアプリが必須」という当時の前提は現在では当てはまらず、まずは Shopify Markets(+Translate & Adapt)を中心に構成することを推奨します。以下は当時(2021年1月)の記録として残しているアプリ紹介で、各アプリの提供状況・料金は現在と異なる場合があります。

(出典:Shopify ヘルプセンター「海外での販売」 / Shopify App Store「Translate & Adapt」)

2021年の今ではShopifyでのEC構築は国内向けが急増しているかと思いますが、日本初のShopifyミートアップである「Shopify 東京パートナーミートアップ」を主催した2017年3月は9割以上のShopifyストアは越境向けでした。

それもそのはず、2018年以降に行われたような日本向けのローカライゼーションは皆無で、越境兼国内サイトでもない限り、Shopifyを採用することは合理的ではなかったからです。

この経緯から、初期の頃より活動しているShopify関係企業は越境ECの経験が蓄積されており、ノウハウがあるわけですが、当社もその一角であり、本記事では越境EC向けのオススメアプリを紹介します。

越境ECでの主要な機能的なテーマは言語、通貨(決済)、配送となります。

① 言語切替(多言語対応)

言語切り替えについては、Shopifyはネイティブで対応できる機能を持っており、Shopifyの仕様として予め決められたサブディレクトリ名(例えば、イタリア語は /it )でメイン以外の言語を表示できます。メイン言語(例えば英語)は、サブディレクトリなしのURLとなります。

Shopifyの仕様として面白いのが、本機能はAPIファーストで開発しており、Translation APIsという形でAPIを提供しつつ、多言語の原稿を入力するような管理画面UIは設けておらず、その画面はアプリエコシステムに担わせるというスタイルで展開しています。

つまり、そこでアプリが必要になるということです。

本API群が出る前から多言語化アプリとして活躍していた「langify」やそれを真似て作った(と自ら言っている)「LangShop」はもちろん定番ですが、私のお勧めは、多言語領域の大手Weglot社の「Translate Your Store - Helium」(無料)というアプリを多言語原稿の入力UIとして利用し、機械翻訳でベースのメイン言語以外の原稿を埋めたい場合は「Translation Lab ‑ AI Translate」(20万文字ごと$9.99)がうまく機能します。

多言語対応をしているShopifyサイトとしては、フラッグシップ社のコーポレートサイトをご確認いただけます。

日本語:https://flagship.cc/
英語 :https://flagship.cc/en/

② 通貨切替(多通貨対応)

通貨に関しては、Shopify Paymentsを使っていることを前提に、設定により(アプリなしで)複数通貨の表示、販売ができます。

テーマ側に通貨スイッチャーを入れる必要がありますが、これにはアプリを使わず、テーマ内に実装するのが安定感・パフォーマンス(読み込みスピードへの影響)を踏まえベストです。

脱線しますが、Shopifyテーマで実装できることは、アプリを使わずにテーマで実装しようというのが、Shopify ECシステムを安定運用する一つのコツでもあります。

③ お客様の言語、通貨への誘導

Shopify自体が出しているアプリ、「Geolocation」を使うことで、越境ECサイトへの訪問者のブラウザー設定やロケーション(IP情報)に基づき、訪問者がランディングしたのが言語指定なしのページだったとしても、最適な言語と通貨のレコメンドを出せます。

④ 配送伝票の出力

配送伝票の出力は、コマーシャルインボイスの発行(国によって電子対応のところと、物理的な紙が必要なところがあります)も併せて非常にトリッキーな領域ですが、自信が越境EC事業者としてかなりのボリュームを捌いてきた企業が自社のニーズから作った配送アプリ、「Shipandco」と「Easy Label Japan Post」がお勧めです。

これらのアプリによって、配送伝票とコマーシャルインボイスを出力でき、ShopifyとAPIでつながっているため、CSVのやりとりなどをする必要がありません。

いずれも従量課金制ですが、他の方法でやる人件費に比べると圧倒的に安く感じられると思います。

どっちを使うかですが、まず日本郵便(Japan Post)以外を使うなら、自動的にShipandcoに絞られます。

日本郵便だけの場合は、両方試験すると良さそうですが、アプリの構造の違いとして、ShipandcoはShopifyの画面外で動き、Easy Label Japan PostはShopifyの画面の中に埋め込まれたアプリとなっています。

また、EC自動出荷システム「ロジレス」はShipandcoのAPIと連携しているため、ロジレスの利用だけでも越境出荷が可能です。

細かいところまではカバーできておりませんが、以上が越境ECでの主要な機能的テーマ:言語、通貨(決済)、配送に関わるオススメアプリとなります。

越境ECは軌道に乗ると安定した収益・マーケティングデータの蓄積ができるので、アプリを使って是非チャレンジしてみてください。

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